売却前の保存状態が重要?高額切手の保管方法とは
切手の中には希少性が高いものがあり、熱心なコレクターも存在します。珍しい切手は高値で取引されることも多いのですが、その価値を決めるのは一体どのような要素なのでしょうか。今回は高額切手を決めるポイントや適切な保管方法、どうすればより高値で買い取ってもらえるかについて、詳しく説明していきます。
高額の決め手は希少性と保存状態!
切手の値段を決める要素は、希少性の高さと保存状態です。数が出回っていない切手はそれだけ希少性が高いため、人気も高くなる傾向があります。ただ、珍しいだけでは高く売ることができません。どんなにレアな切手でも、ボロボロだったり指紋や汚れが付着していたりすると、それだけで価値が下がってしまいます。ファイルや保存ケースに入れておいたものの、貼りついてしまって取れなければ、そもそも売ることも不可能です。このように、保存状態は切手の価値を決める重要な要素になるのです。
使用済みのものは売れない?
一般的に、ものを売る時は新品未使用の方が価値が高くなります。切手は使用すると消印を押されるため、基本的には新品未使用のものを売却することになります。ただ、すでに使用されていない消印が付いている場合、かえって高値で取引されるきっかけになることもあります。使用済みだからといって売却を諦める必要はありません。
高額切手はどうやって保管する?
きれいな状態で保管しておくと、眺めても気分が良いですし売る時も状態が保たれていて高値が付きやすくなります。高額切手のおすすめの保管方法について解説していきます。第一に切手用のストックブックを使うという方法です。薄く糊がついた紙に切手を貼り付けそれをファイル部分に入れて保管する、または2枚のフィルムの間に入れておくことで、切手を湿気から守り劣化を防ぐことにつながります。切手は湿度に弱いため、高温多湿になる場所に置くのは避けましょう。
ケースに入れる
プラスチックのケースやお菓子の空き缶など、ケースに切手を入れて保管しておく方法もあります。きちんと蓋を閉めて保管しておけば、切手が湿気を吸うこともありませんし、1枚ずつきれいに収納できます。切手をしまう前にケースはきれいに掃除して、汚れが付かないようにしておいてください。光を通さないものなら、切手が日焼けするのを防げるのでさらにおすすめです。
袋に入れる
チャック付きのポリ袋に入れておけば、切手の薄さを活かしてコンパクトに保管できます。1枚ずつ入れれば、切手同士がくっついてしまう心配もありません。こちらも高温多湿や直射日光が当たる場所は、避けて収納しておきましょう。
不要な切手はどこで買取してもらえるのか
切手を集めていたものの、さまざまな理由から手放すことになった際にどこで買取してもらえるのでしょうか。切手は金券ショップや中古品を取り扱うお店に持っていくことで、査定で金額をつけて買い取ってもらえます。需要がない切手には値段がつかないこともあるため、1枚ずつ持っていくのではなく、まとめて買取に出すことをおすすめします。
また、ショップによっては、切手の価値を正しく見極めることができず、本来は価値が高いものに安い値段がつけられてしまうこともあります。すぐに現金化したいという人は、金券ショップを利用しましょう。
ネットオークションやフリマアプリに出品
近年利用者が増加しているネットオークションやフリマアプリは、自分で写真を撮影して商品の説明文を記入することで、気軽に売却活動ができます。ただ、購入希望者とのやり取りから発送まで全て自分で行う必要があります。価格も自分で決めるので、相場を知らなければ損してしまう可能性もあります。切手についてのある程度知識があり、正しく価値を見極められる人、出品に慣れている人におすすめの売却方法です。
郵便局へ持ち込む
現金化はできませんが、切手の状態が良ければ、別の商品と交換してもらえるケースもあります。対象の商品が決まっていることや交換の際に手数料がかかることを考慮して、自分に合った方法を選択してください。
オークション代行を利用してスムーズに売却しよう!
オークション代行とは、不要になった持ち物を所有者の代わりに出品してくれるサービスのことです。専門家が正しく価値を見極め適切な値段をつけてくれるので、安心して任せられるでしょう。自分で面倒な手続きをする必要もなく、仕事や生活が忙しい人にとってもメリットが大きくなっています。切手を売りたいけれど、なかなかまとまった時間が取れない人は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
高額切手の価値を決めるポイントや保管方法、売却方法について解説しました。切手は希少価値が高く、保存状態が良いものに高い値段がつきます。陽の当たる場所や湿気の多い場所は避け、1枚ずつきれいに保管しておきましょう。売却の際は各ショップに持ち込むかネットオークションを利用するといった方法がありますが、適切な価値が付かないこともあるため、注意が必要です。自分で知識を身に着けるか、ネットオークション代行を利用するといった方法を選択してください。