そもそもネットオークションの仕組みって?入札と売買の違いとは
ネットオークションは様々なものを手に入れることができるため、近年利用者が増え続けています。既に販売終了になってしまったものや、限定品なども購入できるチャンスが巡ってくるため、とても便利だと言えます。今回はそんなネットオークションの仕組みや始め方、注意点について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
そもそもネットオークションとは
オークションとは競売を意味する単語であり、出品者が商品情報と価格を明示して競りを始め、最も高い落札価格を設定した人にその商品を売るというものです。ネットオークションは、そのやりとりを全てインターネット上で行います。落札を決定するまでの期限が決められており、現在の最高価格も表示されているものが一般的です。出品されている商品が欲しいのであれば、現在設定されている最高価格より高い金額で入札する必要があります。
出品されているものは多種多様
スーパーやドラッグストア、インターネット通販を利用して買える商品が売られているものもあれば、型番が変わり既に販売されていないものや期間限定発売だったものなど、取り扱っている商品は実に多種多様です。
ただ、なかにはよく似た商品を正規品として売ったり、新品未開封と書いておきながら開封済み・使用済みの商品が送られてきたりするケースも少なくありません。出品者のモラルが問われているものの、よく見ると注意書きとして記載されていることもあります。購入の際はきちんと説明文や商品情報を読み、疑問点はあらかじめ確認して納得したうえで購入を検討してください。自分でもトラブルを避けるために気を付けることが重要です。
オークションを始めるには何からすればいい?
実際にネットオークションを始めたいという方もいるかと思います。そこで、まずは1度ネットオークションを利用して商品を買ってみることをおすすめします。出品者とのやりとりから学べることはたくさんあるからです。もちろん無理に購入する必要はなく、登録したオークションサイトの出品の流れを確認するという方法もあります。いきなり無名で利用者が少ないオークションサイトは、何かトラブルがあった際の対応が遅れてしまう可能性が考えられるため、利用者の多い大手サイトから始めましょう。
出品の大まかな流れ
出品する際には、まず商品の状態をよく確認して値段を決めます。そして、画像のない商品を買ってくれる人はいません。1枚だけでなく、様々な角度から写真を撮っておいてください。特に商品にとってマイナスに繋がるようなシミや汚れ、欠陥がある場合、隠そうとせずその部分のみで撮影しておきましょう。
そして説明文を記載し、オークションの期間と初期の値段を設定します。あとは落札者が出るまで待ち、オークション期間が終わった際に最高価格をつけた落札者とやり取りを始めます。入金確認後は速やかに発送し、受け取ったら連絡してもらえるよう話を進めておくとスムーズです。
オークションの商品が買い手のものになるのはいつ?
ネットオークションの場合、商品が買い手のものになるのはどのタイミングなのでしょうか。一般的な売買だと買い手が代金を支払った時点で商品を手にできます。
一方、オークションは商品を落札したタイミングで商品を手にする権利と代金を支払う義務が発生します。つまり、落札した時に売り手と買い手の間で売買契約が成立するのです。商品の入金確認後、売り手には商品を発送する義務が発生し、無事届いて互いの評価をして終了という流れになっています。
トラブルに注意
落札したものの入金されなかったり、入金したのに発送されなかったりと、残念ながらネットオークションには様々なトラブルの可能性が潜んでいます。実際に商品を買った人が出品者の評価をつける精度を採用しているサイトが多いので、購入前に不安なやりとりがなかったか確認しておきましょう。
オークションで入札した商品の取引はキャンセルできる?
基本的に入札した商品のキャンセルはできません。先ほども説明しましたが、落札した時点で売買契約が成立しています。この契約を一方的に破ると言うのは、基本的に許される行為ではないのです。最高価格で落札した人がキャンセルしてしまうと、その次の価格を設定した人に購入権が渡るのか、それともオークション自体がやり直しになるのかなど複雑な問題が発生してしまうことも。やむを得ない事情がある場合は出品者にそれを説明するという方法もありますが、同意してもらえなくてもそれ以上の異議申し立てはできないと考えておいてください。安易に高い価格を設定して人に迷惑をかけるのはやめましょう。
ネットオークションの仕組みや注意点について説明しました。一度も利用したことがない人にとっては複雑に見えるかと思いますが、慣れてしまうと難しい作業ではありません。オークションサイトごとのルールをしっかり守り、出品者・落札者がお互い気持ちよくやり取りできるよう心がけながら利用してください。