ハンドメイド作品はオークションで販売できる?注意すべきポイントとは
オークション出品の際、市販されている製品ではなく、ハンドメイド作品が出品できるのか迷っている人もいるでしょう。本記事では、ハンドメイド作品をオークションに出品するメリットや注意点などを解説しています。オークションを通してハンドメイド作品の販売を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ハンドメイド作品も出品できる
不用品を出品するイメージが強いオークションですが、ハンドメイド作品も実際にオークションでたくさん出品されています。なかには、リピーターが付いている人気作家もいます。ハンドメイド作品には、専門店で購入できそうなクオリティの作品もあれば、手作り感があって温かみを感じる作品などさまざまなものがあります。
実際に出品されているハンドメイド作品では服や小物、アクセサリーなどが代表的です。そのほか、家具やインテリア雑貨、ペット用品やフィギュアなどハンドメイドの商品分野は多岐にわたります。自分の趣味で作った陶芸品なども出品可能です。幼稚園や小学校で使う上履き入れや手提げバッグなどの子ども用品も、購入するユーザーが多いジャンルのひとつです。
ハンドメイド作品をオークションに出品するメリット
ハンドメイドが得意な方が趣味として作品づくりをするだけではなく、オークションに出品するメリットはどのようなものでしょうか。
収益になる
趣味で作品をつくるだけではなく、オークションに出品し販売することで、お小遣い程度の収入ができます。定期的に作品の販売を続けられれば、仕事として成立するくらいの収益になることもあります。
実店舗のような初期費用・維持費がかからない
オークションの出品自体は無料で始められます。また、作品が売れてから手数料を払うシステムになっているため、初期費用や固定の管理費がかかりません。
作品1点でも出品可能
ハンドメイド作品を販売するために、イベントなどで出店するとなれば、ある程度の作品数を準備する必要があります。オークションの場合、1点から出品できます。自信作から試してみるのもよさそうです。
自分の作品を多くの人に見てもらえる
自分のハンドメイド作品を、商品として多くの人に見てもらえるのは大きなメリットです。オークションでは、いつでも、全国各地のどこからでも、商品を探しているユーザーが見ています。まずは作品を見てもらうことができなければ、どんなによいものも売れません。見てくれる人が多いほど目に留まり、売れる確率が高いため、作品を売りたい人にはぴったりの方法でしょう。
モチベーションを保てる
出品したハンドメイド作品が実際に売れて、購入したユーザーからいい評価をもらえると、作品づくりのモチベーションが上がります。また、収益を得られることでも、継続的な作品づくりの意欲向上につながります。
ハンドメイド作品を出品するときの注意すべきポイント
ハンドメイド作品は、基本的には自由に出品できますが、出品時に注意が必要なポイントがあります。
掲載する写真が重要な情報になる
ハンドメイド作品を出品する際の写真は、もっとも重要な情報のひとつです。市販された商品とは違い、型番などで調べられるものではないからです。写真はその商品がどんなものか判断するための重要情報です。商品説明に記載するだけではなく、素材表面やサイズ感がわかるような写し方をすると、購入する人が実際の商品をイメージしやすいでしょう。
また、使った材料、道具などがわかる写真もあわせて掲載すると、出品者である作者への信頼度が上がり、購入する人がさらに安心できます。
キャラクターを使用した作品はNG
キャラクターを使用した作品は個人で使用する分には問題ありません。しかし、商品として販売すると著作権の侵害に当たります。たとえば、キャラクターがプリントされた布を使ったバッグなどでも、場合によっては著作権の侵害になることもあります。同様に、ハンドメイドのキャラクターグッズなども許可なく販売できません。
ブランド品を連想させる表現はNG
出品する商品のタイトルや商品説明に、ブランドやメーカーを連想させる言葉で表現してはいけません。たとえば「〇〇のようなデザインです」というように、ブランド名を出して説明すると、著作権や登録商標にふれるため、オークションIDの利用を停止される可能性もあります。
ハンドメイドであることを明記する
クオリティの高い作品ができても、もしかすると完璧ではない可能性があります。なかには、職人レベルで腕がいい人もいるかもしれませんが、出品の段階でハンドメイド作品だと記載しておくことで、後のトラブルを防げます。
まとめ
ハンドメイド作品は、手作りの温かみやオリジナルのデザインであることで、オークションでも購入を希望するユーザーがたくさんいます。オークションでは1品から出品できるうえ、出品した作品を多くの人に見てもらえます。購入してもらうことで収入にもなり、今後の作品づくりの励みになります。ハンドメイドが得意で、自分の作品を売ってみたいと考えている方は、注意点を理解しつつ、ぜひオークションへ出品してみてはいかがでしょうか。