【楽器編】オークション代行サービスに商品を送るときの梱包方法と注意点
オークション代行サービスのメリットは、中間業者が関わらないことで、高額で売却できること。しかし、ネット上での売却は楽器の発送がともなうため、梱包方法は悩みの種ですよね。「どんな梱包をすればいいのか」「なにに注意すればいいのか」など、戸惑うことも多いかと思います。今回は楽器の正しい梱包方法と注意点を紹介します。
楽器の梱包方法
楽器は、想像以上にデリケートなもの。振動や衝撃に弱く、梱包が不充分だと、配送中に傷がついたり、壊れてしまったりするようです。また、正しい梱包をしないと配送業者に受け取りを拒否されてしまう可能性もあります。そのため、楽器の発送は丁寧かつ厳重な梱包を行うことが重要です。
ハードケースによる梱包
弦楽器・管楽器問わず、楽器はできるだけハードケースに入れて梱包することが大切です。最初に行うべきことは、ケース内の楽器が動いて傷がつかないように保護すること。ケースとの間に隙間があると動いてしまうため、布や新聞紙などを使い、すべての隙間を埋めておきます。
ギターやベースなどの弦楽器の場合は、ヘッド折れを防ぐために、ヘッドの裏に紙を詰めて、浮かせるようにしましょう。また、ネックの負担を減らすため、必ず弦を緩めた状態にしておくことも大事なポイントです。
次に行うことは、外側の保護です。ハードケースの場合はさほど心配する必要はありませんが、ケースに傷が付かないよう、気泡緩衝材を2~3周程度巻いておきましょう。
ソフトケースによる梱包
ソフトケースでの梱包は、ハードケースの場合よりも配送時の損傷・破損の可能性が高くなります。そのため、配送業者に配送を断られるおそれもあります。
梱包にあたり最初に行うことは、楽器を気泡緩衝材で巻いておくこと。ハードケースと同様にケース内で楽器が動かないようにすることが重要です。弦楽器の場合、ボディとネックで分けて巻くことで、隙間を減らすことができます。とくに、ネックやヘッド・ペグは損傷しやすいため、念入りに保護しておくことが大切です。
楽器をケースに入れたら、次に行うのは外側の保護です。ケースを緩衝材で巻き、楽器よりも大きいダンボールに入れ、隙間を埋めて梱包しましょう。
楽器を梱包する際の注意点
楽器の梱包で大切なのは、見た目ではなく、配送中に損傷・破損をしないよう配慮することです。もしも、商品に傷や壊れた部分があった場合、オークションに出品しても価値が下がってしまいます。楽器の価値を下げないためにも、注意深く梱包しておくことが大切です。
保証書や付属品の有無
梱包時に注意する必要があるのは、楽器の保証書・付属品の有無です。とくに保証書は、購入日や店舗印が記載されていることから、購入の証明書になります。また、楽器が正規品であることの証明にも役立ちます。そのため、保証書や付属品の有無は、オークション出品時の落札結果に大きな影響を与えることが多いのです。
他にも、代行業者の商品情報を調べる手間が省けることにもつながります。手元に保管してある場合は、高値で落札される可能性があるため、忘れないよう一緒に梱包することが重要です。
注意書きシールの貼付
緩衝材などを用いて厳重に梱包をしたら、必ず注意書きシールを貼るようにしましょう。郵便局や宅配業者にはさまざまな、荷物の取り扱い時の注意を促すシールが用意されています。スタッフに楽器の発送であることを伝え、荷物に適したシールを貼ることが大事です。楽器の発送においては、「天地無用」「上積み厳禁」などの注意書きシールが適しているでしょう。
楽器を売るならオークション代行を利用してみよう
楽器の売却方法には、リサイクルショップや楽器店などへの持ち込みが挙げられます。しかし、もっとも高額で安心安全に売却できるのは、オークション代行サービスです。
オークションは、誰でも自由に出品でき、最高値での落札が決まるメリットがあります。一方で「出品時の面倒な手続き」や「落札者とのトラブル」がデメリットとして挙げられます。代行サービスは、これらの面倒な部分を、売り手の代わりに行い楽器を出品してくれるようです。
最適な出品ページの作成
楽器をオークションへ出品するには、写真と説明文を作成する必要があります。買い手がもっとも目にする項目であり、落札を希望するかの判断材料となる重要な点です。そのため、写真・説明文の不備は落札者とのトラブルを招くことにもつながります。オークション代行サービスでは、プロが楽器の状態を確認したうえで、最適な写真撮影と説明文を作成し出品してくれます。
また、落札希望者とのやり取りなど、出品時の面倒な手続きもすべて代行してもらうことができるようです。よって、オークション出品時におけるデメリットを解消できるだけでなく、安心安全に売却することが可能になります。
今回、楽器の正しい梱包方法と注意する点を紹介しました。楽器は非常にデリケートなため、ケースの強度によって、梱包の仕方も変わります。気泡緩衝材や新聞紙など、さまざまな資材を使って厳重に梱包する必要があるため、大変に感じたかもしれません。しかし、大切な楽器を次の方へお渡しするためにも、損傷・破損に配慮した梱包を心掛けることが大切です。